前回の”夜明けの猫”で予告した、100均レジンを使用するときの問題点やコツなんかをご紹介します。
◆100均レジン液ってどんなの?
クラフト用レジン液は、手芸用品店だけでなく、ダイソーやセリアといった100円ショップでも買えるようになりました。(他にも、いろいろなメーカーでレジン液を買うことができます。)
セリアだと4gで108円。ダイソーやキャンドゥだと5gで108円です。(2016年7月現在。)
でも、100円ショップのレジン液って使えるの?と思う方も多いはず・・・。
私は、作品によるとおもいます。
◆100均レジン液の主な問題点は・・・
・硬化まで時間がかかる
・硬化させてもベタつく
・硬化させると反り返ってまっすぐできない
・透明感がイマイチ
・黄変しやすい(作ったときは透明でも、だんだん黄色っぽくなっていくこと)
などなど。
安いので仕方がないですね。正直なところ、レジン液の質・使いやすさは、値段に比例します。(そして、古いレジン液は使いにくいです。)
安く、きれいにUVレジン作品を作ろうと思ったら、工夫して使っていくしかないです。
◆問題があっても、工夫すれば使える!!
工夫といっても、対処方法はいろいろです。ここに載っているものは私の経験上で「この方がいいかな」と思ったものです。中には、あんまり効果がないものもあるかもしれませんが、やらないよりはマシです!(^^;)
もし、他に良いやり方をご存知の方はコメント欄からお知らせいただけると助かります。
・硬化まで時間がかかる
硬化に時間がかかる場合は、とにかく紫外線をたくさん当てるのが良いです。紫外線量の多い36WのUVライトを使うか、ライトがない場合は、真夏の真昼に直射日光を当てて硬化させるなどすると、早く硬化します。
硬化に時間がかかっても問題ないようなデザインにするのもいいですね。100均レジン液で硬化するまでに形が崩れやすいような作品を作るのは難しいです。
完成度に影響がないなら、気長に硬化を待つのも対策かも。
・硬化させてもベタつく
私は普段36WのUVライト(ネットで1480円でした)を使っています。UVライトだけで硬化させると、なんとなくベタつくような感じがすることがあります。(特にダイソーのレジン液)
そこで、太陽光に当てると、硬化が進むことがあります。たぶん、UVライトよりも、幅広い波長の光を当てることができるせいだと思います。詳しくはよくわかりませんが、きれいに硬化します。
表面に高いレジン液を使うのもいいです。作品の表面だけは、100均レジン液ではなく高いレジン液を使用すれば、触感はつやつやになります。触ったときにベタつかなければ良いのです。
・硬化させると反り返ってまっすぐできない
UVレジン液には硬化するときに収縮する性質があります。安いレジン液はその収縮の度合いが大きくて、完成したら大きく反り返ってしまったりします。Σ(゚д゚lll)ガーン
これは、36Wのライトを使ったり、真昼の太陽光に当てたりして、早く硬化させるとよいかと思います。それでも少しは反ってしまいますが、多少良くなります。
一番良いのは、デザインを工夫することです。薄いと影響が出やすいので、厚めの作品にしたり、反り返ることがない、ミール皿やレジン枠を使うと、反りを感じることはほぼないですね。(私がよく作る、ワイヤーを使った作品は、反り返ってしまって失敗することがあります。薄くて弱いんです)
・透明感がイマイチ
・黄変しやすい(作ったときは透明でも、だんだん黄色っぽくなっていくこと)
この二つの問題を解決するには、作品のデザインを工夫するしかないです。透明なままだと、カバーするのは難しいです。
レジン液を着色して使うようにします。これでほとんど気にならなくなるはずです。ダイソーのパステルやプリンターの補充インク、アクリル絵具、セリアのカラーレジン液などを使います。
黄変については、作品が完成してから、なるべく光が当たらないように保管しておけば長持ちします。
こんな形で、工夫して使っていけば、100均レジン液もとっても使えます!!
コスパを良くして、楽しくたくさんレジン作品を作りましょう♪
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