UVレジンをやってみよう!と思っても、最初にどのレジン液を選んだらいいのか、わからない(*_*)
という方は多いと思います。
UVレジンクラフトをする上で、初めに知っておくべき「UVレジン液」の基本的な知識をまとめてみました。
レジン液の性質や、市販されているレジン液の特性など、私の使用した感想も交えて書いていきます。
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目次
UVレジン液とは
紫外線で硬化する樹脂素材をUVレジン液と言います。
(2液を混ぜ合わせて硬化させるものはエポキシ系樹脂と言われます)
紫外線で硬化するので作業しやすく、硬化させる時間も短いので短時間で作品を作れます。
手軽に挑戦できるのがUVレジンの良いところです♪
レジン液には、硬化するとカチコチに硬くなるハードタイプと、柔らかさのあるソフトタイプがあります。
よく使われるのはハードタイプですので、今回はハードタイプに絞って製品をご紹介します。
レジン液の特徴と違い
UVレジン液には様々な特徴があります。
市販のレジン液を比べる指標にもなりますので、主な性質を紹介します。
透明
UVレジン液の一番の特徴は、無色透明であること。
もちろん、作品を制作する過程で着色することもできますし、すでに着色されたレジン液も市販されています。
市販されているレジン液も種類によって透明度が異なります。
透き通った作品を作りたい場合には、透明度の高いものを選ぶと良いです(^^)/
粘度
粘度とは、どれくらいネバネバしているかということ。
粘度が高いレジン液だと、ぷっくりたくさん盛りやすいですが、気泡が入りやすくなり、
粘度が低いレジン液だと、垂れ流れやすいですが、気泡が抜けやすい性質となります。
ミール皿で作品を作る場合は、粘度が高めのもの。
シリコンモールドので作品を作る場合は、粘度が低めのものがオススメです。
レジン液は温めると粘度が低くなります。
気泡がたくさんできたり、広げにくかったりした場合には、少し温めるのも有効です。
硬化時間
硬化時間とは、UVレジン液が紫外線に当たって硬くなるまでの時間のことです。
紫外線量が多いほど、早く硬化します。
レジン液によって硬化時間は異なり、値段の高いものほど早く硬化する印象があります。
また、硬化したあとにべたつきが残る場合がありますが、長めに紫外線を当てるとべたつきがなくなるようです。
収縮
レジン液が硬化するときには化学反応を起こして発熱し、少し縮みます(収縮します)。
この収縮が起こるため、レジンが反り返ったり、型との間に少し隙間ができてしまってツルンとした仕上がりにならなかったりします。
収縮率はレジン液の種類によって異なります。
シリコンモールドの作品で失敗を少なくしたい方は、収縮率の低いレジン液を選ぶと良いです。
臭い
UVレジン液には特有の臭いがあります。
種類によっては、別の香りがつけられているものもあります。(ユザワヤのレジン液はピーチの香りです)
臭いの感じ方は人それぞれですので、自分が気にならない臭いの種類のレジン液を見つけると、作業しやすくなります。
経年劣化
レジン液は封を開けていない状態でも劣化します。
劣化すると、硬化不良を起こしたり、粘度が高くなったりします。
買ってから半年以内に使うようにした方が良いです。
また、硬化させた後でも紫外線や熱の影響で劣化していきます。
できたては透明でも、時間とともに黄色く変化してしまいます。(黄変といいます)
安いレジン液だと黄変しやすいようです。
完成品はなるべく光の当たらない、温度の低い場所に保管しましょう。
水が弱点
レジンは水気に弱いです。
水と接していると溶け出してしまうことがあります。
ですので、水分を含んだ食品などを封入するのには向きません。
食品をレジンに閉じ込めると、レジンの中で腐ったり、カビがはえたりします。
一時的に使用するなら良いのですが、作って、使って、すぐに捨てる、くらいでなければ、食品を封入するのはやめた方がいいです。
市販のレジン液の種類と使用感
私が使ったことのある市販のレジン液の特徴を、感覚的にお伝えします。
清原 (UVクラフトレジン液)
扱いやすく、適度な粘り気。臭いも薄め。
硬化したあとのべたつきがも、ほとんどありません。
硬化時間も短いので、初心者にもおすすめです。
手芸用品店ならどこでも売っているスタンダードな商品です。
UVレジン液と言えば、清原のパッケージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
値段は55gで2千円ちょっとくらい。少し高めの印象があります。
クラフトアレンジ
透明度の高くて、ツルツルに仕上がるレジン液です。
粘度は高く、盛るのに便利です。硬化時間も短め。
気泡が気になる方は、しっかりエンボスヒーターをあててから硬化すると、表面のぶちぶちができなくなりますよ(^-^)
臭いがとてもきついので苦手な方もいらっしゃるでしょう。
硬化したあとの柔軟性が低くて、比較的割れやすいレジンだと思います(´・ω・`)
クラフトアレンジの最大の特徴は価格が安いこと。
65gで千円ちょっとで変えます。すごくお得。
練習用にするのにピッタリなレジン液だと思います。
ちなみに、製造元はケミテック株式会社です。
太陽のしずく (パジコ)
他のレジン液と比べると、粘度が低くてサラサラした感じがします。
気泡ができにくくて、つぶしやすいのでシリコンモールドを使った作品に向いています。
エンボスヒーターをお持ちでない方には、一番きれいに作りやすいレジン液ではないでしょうか。
臭いはミントっぽいスッと感じがします。
硬化後のベタベタ感はなく、さらっとした手触りに仕上がります。
セリア
4g入りで108円。ネジ式のふたがついており、使いやすいです。
粘度は高めです。ミール皿に向いています。
すぐに気泡が入るので、エンボスヒーターがないと、気泡のない作品を作るのは難しいかもしれません。
硬化不良もそれほど気になりません。
硬化時間は、手芸店で売られているものに比べると長いので、べたつきが気になる場合は長めに紫外線を当てましょう。
色の種類が多いのもセリアのレジン液の特徴です。
色の見本に動画↓を作りましたので、参考にしてください。
【UVレジン】セリアのカラーレジン液試してみた。100円ショップ材料
個人的には100均で買えるレジン液の中では一番使い勝手が良いと思います(・ω・)ノ
ダイソー
5g入りで108円。金属製のチューブに入っており、キャップもついています。
粘度は丁度良い感じで、気泡も抜けやすいです。
臭いは少し気になります。
硬化後もべたつきがあり、硬化不良になりやすいです。
べたつきが気になるときは、別のレジン液やネイル用品のトップコートで表面をコーティングすればOK。
少し使いづらいですが、コスパが良いので、使いどころを考えれば十分利用できます。
ハードタイプ、ハードのラメ入り、ソフトタイプの3種類があります。
レジンの保管方法
レジンは、水と熱に弱い性質を持っています。
暑いところ、水気のあるところには置かないようにします。
また、万が一溶け出してきた場合のために、他のものと接するような保管方法は避けた方が良いでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
これだけ知ってれば、当面レジン作品の製作には困らないです!(たぶん。)
こちらの情報を参考に、UVレジンで素敵な作品を作ってみてください(^^)/
ふたつきさん、こんにちは。初めてコメントします。
レジン初心者で、YouTubeで勉強していました。
その中でも、ふたつきさんの動画を1番参考にさせて頂いてます。
コメントや音声での説明、材料を1つひとつ丁寧に紹介してくださるので、とても解りやすいです。
最初に参考にさせて頂いたのは、100均で揃う材料や道具の紹介でした。
ずっと見ていくと、ふたつきさんがよくエンボスヒーターをご使用されているので、最近ネットで「清原」のエンボスヒーターを購入しました。
しかし、上手く気泡が抜けないので、「もしかして抜けにくいレジン液?」と思い、検索しているとこのページにたどり着きました。
安さからネットで買ったのが「クラフトアレンジ」でした。
でもエンボスヒーターでも気泡が抜けにくく、子どもにも「臭いが気になる」と言われていました。
手芸店で「清原」のレジン液を最初に買ったのですが、少し高いのでもったいないと思い、上達したら使おうと思ってたのですが…
値段や量だけでなく、性質を知ることが大事ですね。
気になっていたことがこちらのページでほとんど解決出来ました!
ありがとうございますm(__)m
また参考にさせて頂きます、YouTubeも楽しみにしています!