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エンボスヒーターって何?●UVレジンだけじゃない!とっても便利な利用方法♪

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こんにちは。ふたつきです(^^)/
今回はUVレジンの気泡を抜くときによく利用される機械、『エンボスヒーター』について特集してみます。

この内容の動画はこちら↓

 

そもそも、エンボスヒーターって何なのか?

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エンボスヒーターは、カードなどをエンボス加工するときに使用するためのヒーターです。
エンボス加工とは、カードにこんな感じのぷっくりした飾り付けをする加工です。

 

エンボス加工の手順は、

1.紙にスタンプを押す。

2.インクが乾かない間に、エンボスパウダーをふりかける。

3.余分なパウダーを落とす。

4.エンボスヒーターで加熱して、パウダーを溶かす。

完成となります。

エンボスパウダーにはいろいろな種類があるので、比べてみると面白いかも。

 

 

 

エンボスヒーターとドライヤーの違い


エンボスヒーターとドライヤーの違いは、温度風の強さです。

ドライヤーはJIS規格で、140℃以内の温風しか出ません。
しかし、エンボスヒーターはエンボスパウダーを溶かすために、約250℃の熱風が出るように作られています。

さらに、ドライヤーは髪を乾かすために強い風が出るようになっていますが、
エンボスヒーターは風が強すぎると、エンボスパウダーが飛んで行ってしまうので、弱い風が出るようになっています。

もともと違う用途で作られたものなので、大きな差があるのです(^^)/

 

エンボスヒーターの種類

市販のエンボスヒーターをいくつかご紹介します。

私が普段使っている呉竹のエンボスヒーター。
温度調節機能はなく、スイッチはON-OFFのみ。その分安いです(^^)

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手芸店でよく見かける、温度調節できるタイプのエンボスヒーター。

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ヒートツールという名前で売られている商品もあります。

 

 

エンボスヒーターを使うとどれくらい気泡が抜けるのか

エンボスヒーターを使ったことがない方は、この機械でどれくらい気泡が抜けるのか、気になると思います。
そこで、ドライヤーを使った場合と比べてみました。

こちらが、気泡を抜く前UVレジン液です。↓
つまようじを使って、セリアのUVレジン液を泡立ててみました。

そしてこちらが気泡を抜いたUVレジン液です。↓

エンボスヒーターをあてた方(左)が気泡が少ないことがわかります。

エンボスヒーターは風を当てた瞬間に、はじけるような感じで気泡が抜けていきます。

※エンボスヒーターを一か所に当て続けると、レジンが熱くなりすぎて気化してしまい、危険です。
1~2秒当てたら少し離すようにしてください。

 

エンボスヒーターの活用方法いろいろ

UVレジンで気泡を抜くだけでなく、いろいろな場面でエンボスヒーターは活躍してくれますよ(=゚ω゚)ノ

 

UVレジンで気泡抜き以外に使える場面

UVレジン液が冷えていて固いと、空枠や型の中で伸ばすのが大変(><;)なんていう経験、ありませんか?

そんなとき、エンボスヒーターを当てて温めると、スイスイ伸ばすことができます!
他にも、レジン液のボトルを使い切るときに、なかなか最後まで出てこなくて困る!なんてこともよくあります。
ここでもエンボスヒーターが大活躍です!
逆さにしたボトルに、エンボスヒーターを少し当てると、サラサラになったレジン液が出てきます

 

プラバンにも使える!エンボスヒーターで加熱

プラバンをやりたいけど、
トースターは持ってない・・・( ;∀;)
いちいち予熱するのが面倒(´Д`)
そんなあなたに、エンボスヒーターはピッタリです!

エンボスヒーターを40秒くらいブーンと当てるだけで、プラバンを縮めることができます。

※熱くなるので、火傷に注意してくださいね(^^)/

 

プラバンに丸みを付けたり、立体的なお花を作ったりしていると、途中で冷えてもう一度温め直さなければならないことがありますよね(;´∀`)

その時にもエンボスヒーターを使うと、オーブントースターよりも細かい範囲に、早く熱を加えることができて便利です♪

手に熱風が当たり続けると火傷します。注意してね!

これでプラバンの加工がはかどりますね(∩´∀`)∩

 

おゆまる/イロプラ・お湯を使わずに柔らかくする

百均でも見かけるようになった、お湯で柔らかくなるプラスチック粘度の「おゆまる」や「イロプラ」。
これをお湯を使わずに柔らかくすることができちゃうんです。(え、邪道ですか?(;^ω^)

 

 

型取りしてみた

今回はセリアで購入したイロプラを使って、型取りをしてみました(^^)/

イロプラをエンボスヒーターで温めます

型取りしたいパーツをイロプラに押し付けて、埋め込みます。

イロプラが冷えて固まるまで待ちます

イロプラが固まったら、パーツを取り出します。

これで型取り完成です。

 

実際にUVレジンを入れて、型を使ってみます。

着色したUVレジン液を型に流し込みます。

軽く気泡を抜いて、硬化します。
このときエンボスヒーターを当てすぎると、型が歪んでしまうので注意します。

硬化したら、型から取り出します。

はみ出したレジンのバリ取りをします。

複製完了!

細かい部分もきれいにできました(*´ω`*)

好きな色で作ったパーツを、レジンに封入しても良さそうです!

 

まとめ

エンボスヒーターはいろんな場面で利用できて、とっても便利です!
ハンドメイド&DIY好きな方なら、一つ買っておくと、作業効率UPできそうですね(^^)/
とってもオススメです。

 

動画では他にも下記のような内容もご紹介しています。
よろしければご覧ください(^^)/

1.エンボスヒーターとドライヤーの違い(0:21~)
2.エンボスヒーターの本来の使用目的とは(1:44~)
3.エンボスヒーターの種類(3:32~)
4.エンボスヒーターだとUVレジンの気泡がどれくらい抜けるのか?ドライヤーとの比較(4:21~)
5.UVレジンでのエンボスヒーターの活用方法いろいろ(6:38~)
6.エンボスヒーターの活用①プラバン(7:34~)
7.エンボスヒーターの活用②イロプラ/おゆまる(8:36~)
8.イロプラで作った型の使用方法(9:43~)

今回は以上です!
また次回(^^)/

 

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メーカー別オススメのレジン液!UVレジン液の種類と違い

UVレジンをやってみよう!と思っても、最初にどのレジン液を選んだらいいのか、わからない(*_*)
という方は多いと思います。

UVレジンクラフトをする上で、初めに知っておくべき「UVレジン液」の基本的な知識をまとめてみました。
レジン液の性質や、市販されているレジン液の特性など、私の使用した感想も交えて書いていきます。

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UVレジン液とは

紫外線で硬化する樹脂素材をUVレジン液と言います。
(2液を混ぜ合わせて硬化させるものはエポキシ系樹脂と言われます)
紫外線で硬化するので作業しやすく、硬化させる時間も短いので短時間で作品を作れます。
手軽に挑戦できるのがUVレジンの良いところです♪
レジン液には、硬化するとカチコチに硬くなるハードタイプと、柔らかさのあるソフトタイプがあります。
よく使われるのはハードタイプですので、今回はハードタイプに絞って製品をご紹介します。

 

レジン液の特徴と違い

UVレジン液には様々な特徴があります。
市販のレジン液を比べる指標にもなりますので、主な性質を紹介します。

透明

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UVレジン液の一番の特徴は、無色透明であること。
もちろん、作品を制作する過程で着色することもできますし、すでに着色されたレジン液も市販されています。
市販されているレジン液も種類によって透明度が異なります。
透き通った作品を作りたい場合には、透明度の高いものを選ぶと良いです(^^)/

粘度

粘度とは、どれくらいネバネバしているかということ。
粘度が高いレジン液だと、ぷっくりたくさん盛りやすいですが、気泡が入りやすくなり、
粘度が低いレジン液だと、垂れ流れやすいですが、気泡が抜けやすい性質となります。
ミール皿で作品を作る場合は、粘度が高めのもの。
シリコンモールドので作品を作る場合は、粘度が低めのものがオススメです。
レジン液は温めると粘度が低くなります。
気泡がたくさんできたり、広げにくかったりした場合には、少し温めるのも有効です。

硬化時間

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硬化時間とは、UVレジン液が紫外線に当たって硬くなるまでの時間のことです。
紫外線量が多いほど、早く硬化します。
レジン液によって硬化時間は異なり、値段の高いものほど早く硬化する印象があります。
また、硬化したあとにべたつきが残る場合がありますが、長めに紫外線を当てるとべたつきがなくなるようです。

収縮

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レジン液が硬化するときには化学反応を起こして発熱し、少し縮みます(収縮します)。
この収縮が起こるため、レジンが反り返ったり、型との間に少し隙間ができてしまってツルンとした仕上がりにならなかったりします。
収縮率はレジン液の種類によって異なります。
シリコンモールドの作品で失敗を少なくしたい方は、収縮率の低いレジン液を選ぶと良いです。

臭い

UVレジン液には特有の臭いがあります。
種類によっては、別の香りがつけられているものもあります。(ユザワヤのレジン液はピーチの香りです)
臭いの感じ方は人それぞれですので、自分が気にならない臭いの種類のレジン液を見つけると、作業しやすくなります。

経年劣化

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レジン液は封を開けていない状態でも劣化します。
劣化すると、硬化不良を起こしたり、粘度が高くなったりします。
買ってから半年以内に使うようにした方が良いです。
また、硬化させた後でも紫外線や熱の影響で劣化していきます。
できたては透明でも、時間とともに黄色く変化してしまいます。(黄変といいます)
安いレジン液だと黄変しやすいようです。
完成品はなるべく光の当たらない、温度の低い場所に保管しましょう。

水が弱点

レジンは水気に弱いです。
水と接していると溶け出してしまうことがあります。
ですので、水分を含んだ食品などを封入するのには向きません。
食品をレジンに閉じ込めると、レジンの中で腐ったり、カビがはえたりします。
一時的に使用するなら良いのですが、作って、使って、すぐに捨てる、くらいでなければ、食品を封入するのはやめた方がいいです。

 

 

市販のレジン液の種類と使用感

私が使ったことのある市販のレジン液の特徴を、感覚的にお伝えします。

清原 (UVクラフトレジン液)

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扱いやすく、適度な粘り気。臭いも薄め。
硬化したあとのべたつきがも、ほとんどありません。
硬化時間も短いので、初心者にもおすすめです。
手芸用品店ならどこでも売っているスタンダードな商品です。
UVレジン液と言えば、清原のパッケージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
値段は55gで2千円ちょっとくらい。少し高めの印象があります。

クラフトアレンジ

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透明度の高くて、ツルツルに仕上がるレジン液です。
粘度は高く、盛るのに便利です。硬化時間も短め。
気泡が気になる方は、しっかりエンボスヒーターをあててから硬化すると、表面のぶちぶちができなくなりますよ(^-^)
臭いがとてもきついので苦手な方もいらっしゃるでしょう。
硬化したあとの柔軟性が低くて、比較的割れやすいレジンだと思います(´・ω・`)
クラフトアレンジの最大の特徴は価格が安いこと。
65gで千円ちょっとで変えます。すごくお得。
練習用にするのにピッタリなレジン液だと思います。
ちなみに、製造元はケミテック株式会社です。

太陽のしずく (パジコ)

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他のレジン液と比べると、粘度が低くてサラサラした感じがします。
気泡ができにくくて、つぶしやすいのでシリコンモールドを使った作品に向いています。
エンボスヒーターをお持ちでない方には、一番きれいに作りやすいレジン液ではないでしょうか。
臭いはミントっぽいスッと感じがします。
硬化後のベタベタ感はなく、さらっとした手触りに仕上がります。

セリア

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4g入りで108円。ネジ式のふたがついており、使いやすいです。
粘度は高めです。ミール皿に向いています。
すぐに気泡が入るので、エンボスヒーターがないと、気泡のない作品を作るのは難しいかもしれません。
硬化不良もそれほど気になりません。
硬化時間は、手芸店で売られているものに比べると長いので、べたつきが気になる場合は長めに紫外線を当てましょう
色の種類が多いのもセリアのレジン液の特徴です。
色の見本に動画↓を作りましたので、参考にしてください。
【UVレジン】セリアのカラーレジン液試してみた。100円ショップ材料
個人的には100均で買えるレジン液の中では一番使い勝手が良いと思います(・ω・)ノ

ダイソー

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5g入りで108円。金属製のチューブに入っており、キャップもついています。
粘度は丁度良い感じで、気泡も抜けやすいです。
臭いは少し気になります。
硬化後もべたつきがあり、硬化不良になりやすいです。
べたつきが気になるときは、別のレジン液やネイル用品のトップコートで表面をコーティングすればOK。
少し使いづらいですが、コスパが良いので、使いどころを考えれば十分利用できます。
ハードタイプ、ハードのラメ入り、ソフトタイプの3種類があります。

 

レジンの保管方法

レジンは、水と熱に弱い性質を持っています。
暑いところ、水気のあるところには置かないようにします。
また、万が一溶け出してきた場合のために、他のものと接するような保管方法は避けた方が良いでしょう。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。
これだけ知ってれば、当面レジン作品の製作には困らないです!(たぶん。)
こちらの情報を参考に、UVレジンで素敵な作品を作ってみてください(^^)/